ヒロさん日記

道楽おやじのブログ

漆について

お皿やカップが、欠けたら口当たりが悪くなったり、怪我をしたりするので処分していました。

今は、金継ぎとまでは行かないけど、欠けた部分に漆を塗って2週間ほど乾かして使っています。なぜ、金継ぎを始めるきっかけが、お気に入りの小皿を割り、入手できないことに気が付いたのです。(そのお皿を処分してしまい未だ後悔しています)初めて漆と対決したのが急須をコッパ微塵にしてしまい、あまりに気にってしまったものだったので金継ぎ修理することにしたのです。

私自身、漆かぶれはひどいものではありませんでしたが、恐ろしさを知っているので未だ使う時は緊張します。

道具や材料も安くはないので出来るだけロスが出ないように作りますが、足りなくても困るのでその辺りのバランスが難しいんですよね。

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上の写真は、カップの飲み口が少し欠けていたので上朱合漆を塗り補修(生漆の蓋が開かなかったから)しました。急須の蓋は、現在、素地固め中!この後、刻苧漆(コクソうるし)で形成するので下地をきちんとします。裏側が、素焼きなのでマスキングしています。この蓋は、お皿と一緒に修復してしまいます。