Optimus 8R と ソ連製 PT-1(R-1)
先日、オークションで落札した商品がやって来た。
さすが、ソビエト製って感じ
1980年代の工業製品ってこんなレベルだったんだ?と認識させられた。
примсу шмель
赤色かと思ったら、オレンジのような赤のようなカラーリングでした。
примсу ПТ-1
ロシア製のオプティマス 8R部品の工作精度が低くてローコスト生産なのか部品の肉厚が薄い。
特に変わった性能がある訳ではないが、面白そうなので2つとも買ってみました。
ただ、ただ、どでかいソ連製品のシャメルって使っているうちに爆発するんじゃないかと思ってる。
家に帰って、OPTIMUS 8Rと比較してみると。
サイズは、PT-1の方が微妙に大きい箱体でブリキの箱感がすごく強い。
本体の開閉音は、PT-1は、オモチャチックで軽いのでいつ壊れるのか少し心配になってくる。
各部品の製作精度は、OPTIMUS 8Rの重厚さに比較して薄っぺラナ作り。
タンクは、8R真鍮、PT-1はステン?
と、いった感じ。
ヤフオクでの取引価格は、製造された年代が、異なりますがどちらも状態がいいのであまり変わらずといったところか・・。
では、また!
ウクライナ製ストーブ
前々から狙ってたシングルストーブが二種類オークションに出ていた。
МОТОР СЫЧ. римсу Шмель 1(Primus shamel 1)
モトール・シーチ プリムス シャメル1
ロシア製ホエーブス625クローン
と
МОТОР СЫЧ Приису ПТ-1(Primus PT-1)
モトール・シーチ プリムス・PT-1
オプティマス 8Rのクローン
どちらも、時々ヤフオクで出展されているけど、出展者は、プリムス製品と勘違いしていることが多い。実際は、ウクライナのモトール・シーチ社が製造していたものらしくプリムス製品ではない。(部品の規格が異なり、補修部品は販売されていません。)また、海外サイトでも、プリムスとは言っているものの、製品名が、примус шинок,примус ПТ-1となっている。型番の頭文字のPTは、Primus Touristy の頭文字をとったもので、オリジナルのOPTIMUS 8R.123RのRは、Radius社のクリーニングニードルが内蔵されている製品は、機種番号の後にこのRが追加されている。
今回は、両方とも未使用の製品だったこともあり購入を決めました。Shamelについては、1980年のモスクワオリンピック限定バージョン(赤)ということもあって、販売台数も少ないと思われます。(五輪記念ということもあって、5色展開のようですが、コレクターの数は、国内では少ないので転売しても高値はつきません)PT-1は、生産数も8Rよりも少ないと言われており、こちらは、optimus 8Rのコレクターの中でクローン版として有名な商品のようです。(別名R-1)
どちらも、コレクションとして保管予定のものなので使用はしませんが、PT-1は、YouTubeの動画を見る限り8Rよりも火炎も高く火力も少し強いようです。また、各部品の肉厚も本家に比較し薄く、燃焼状態もオリジナルに比較して良くないようです。
8Rの呪い
先日修理した8R
ベランダででご飯を作ろうと思い点火したら
小さな炎が煤を出しながら燃えている。
「ありゃ?」
私に何か恨みでもあるのか?というぐらい点火しない。
仕方ないのでまた分解・・。
バーナーチップは問題ないのでとりあえず、ヴェポライザーを分解してみると燃料ラインが詰まっていました。
分解したらグラファイト製のパッキンが破損してしまいこのパッキンも交換しちゃいました。(劣化していて使えなかったし・・)
あと、ウィックも保管用の8Rのものを移植しました。ウィックも消耗するんですね。
その後、加圧ポンプをつけて加圧しましたが加圧されず。燃料キャップの締め付けが足りなかったことも判明しこのパッキンもそのうち交換します。
そして、点火試験を何度か行いましたが問題なく動いています。
オークションでバーナー類を入手した際の注意点
1.燃料タンクを確認すべし(気密状態が、よければ残燃料がある。無ければ機密漏らしている可能性あり)
2.メンテナンスができる自信があること
3.メーカーの保証対象外なので部品取り用にもう一台購入する必要があること
4.修理ができないと判断したら、それなりの費用をかけて修理してしまうか、諦める心を持っている事。
以上の三点ができれば問題ないと思います。
出来ないなら、ガスのストーブ買いましょう!
と言ったところで本日も無事に点火いたしました。
8R燃焼テスト!
先に購入した方のオプティマス8R
手元に届いた時点で不信感満載だった。
とりあえず点火式してみたら・・。
「えっ?火がつかん・・。」
色々、試してみるけど症状変わらず・・。
バーナーに燃料を送るパイプを加熱すると少し火力が上がる。加熱する場所により火力も変わる。
簡単に言えば、燃料ラインに問題がある。一旦消火してから冷めるのを待ち調整つまみを開いても燃料が出ない・・。(通常は、気化したガスが吹き出すか燃料が吹き出します。) 123R.8Rは、タンク内にあるウイックという部品が毛細管現象で燃料を導く仕掛けになっている。なので、このウイックに問題があると燃料は送られないということになります。一旦、分解して確認すると・・。ウイックが奥まで入ってなかった。なので、この部品を奥に押し込み再テストしたら無事点火!
最安定した青火になりました!
オークションで落札した商品は、状態が不安定なので自分でメンテナンスができると楽ちんだと思ってます。(笑)
2台目のOPTIMUS 8R
年末の忙しい時に届いたOPTIMUS 8R
先日オークションで手に入れたものとは別にもう一台手に入れました。
↓↓オークション入札時の写真
理由は、オークションでの落札価格が、1万円近くする加圧ポンプが欲しかったから・・。
で、今回購入したものは見た感じ外箱が古くて中身は綺麗。前回購入したものの点火確認が出来ていないこともあり外箱を交換してしまいました。
↓↓手前が先日購入分、奥が今回手に入れたもの!
↓↓中身を入れ替え!
↓↓保管用セット
↓↓使用するバージョン
なんでそんなことをするかと言うと、綺麗な外箱をそのまま保存したいから・・。なんですね。
なにせ、今は製造中止品なので大切に使いたい!
懐かしのOPTIMUS 8R到着!そしてメンテナンス・・。
「久しぶり!」なんかそんな感じの再開でした。この機種は、20年ぐらい前に購入し、15年前に手放しました。久しぶりに欲しくなりオークションで購入しました。前に買ったものは、どこにも連れて出かけることもなく(一度だけキャンプで使ったかな?)転売したので今回、使用することを目的に購入したのでこれから楽しくなりそうだ。
塗料に含まれる成分の関係で2008年ぐらいで生産が中止されたようです。
で、やって来たけどあちこちの様子がおかしい・・。曲がってる。ネジが・・。外れない・・。汚れすぎ・・。部品がない・・。
↓↓見た目は綺麗ですが、あちこちに不具合が・・。
↓↓分解してから組み立て直しました。
↓↓バーナーヘッドからプライミングカップまで汚れまくってました。
↓↓分解してから掃除したら綺麗になりました。
このオーナーのこの子に対する扱いが見てわかった。と言うか、二、三回しか使ってない感が見えて取れたので我慢・・。
とりあえず。分解して、修正して、各部品を掃除した。足りない部品を頼んで・・。今度の休みに燃焼試験してみよう!